車検でだまされた気分になったことはないですか 香川県高松市

私がセイフットを初めて1７年以上の歳月が過ぎました。その年月を通じ、私が感じることは
この業界は腐りきっているということです。

ちらしや案内ハガキで一見「とても安そう、お得そう」に見せ、とりあえず入庫させる。

後は、お客さんが車のことをよくわからないのをいいことに、とにかく自社の売り上げアップのために、
「車検に通りませんから交換します」の連発。

時には、事前見積もりでわざと気づかないフリをして、入庫させ、お客さんが断りにくいのをいいことに入庫後
「細かく、見てたら他に修理必要箇所がありましたから・・・・」と電話する。

大半の人は、「プロにそう言われたら、信用するしかないよね」と思ってあきらめるのです。

一般の、あまり車に詳しくない方なら簡単に、はまってしまいます。

「過剰整備は一切しません」　とデカデカとうたいながら、裏では、一台あたりの車検売り上げ目標を設定したり
従業員に車検一台当たりの売り上げの高い者を表彰し、競争させる。

とにかく、「売れ、売れ、売れ」です。　　　

そこにはお客さんのためにというような発想は一切ない。そんなやり方をしないと生き残っていけないのか?

確かに、どの業界も厳しくなってきている中、いろんなあの手、この手でいかにお客さんを連れてくるか
アイディアが必要になってきている。

でもそういう汚いやり方の開発を企業努力というのでしょうか?　　

しかし、今、そういう汚いやり方を、企業努力の名の下に
必死に新たな手を開発中の会社がどんどん増えていっている。

真面目にやっている会社がどんどん窮地に追い込まれている。それが、現状です。

私も、よそがそういうやり方をするなら、うちもそういうやり方をしなければ
生き残っていけないのでは?と思うこともあります。

だけど、最近思うのです。「やはりそうじゃない」と。

最近、ホームページ用にお客様の声をいただいております。

思った以上に皆さん、引き受けてくれます。
誰だって金をくれるわけでもないのに、人の宣伝なんてしたいはずないじゃないですか。

それにも関わらず、私のお願いに対し、気軽に「あっいいよ」と言ってくれます。

驚きです。ありがたいです。
こんなにも、セイフットを、私を応援してくれているんだなと痛切に感じます。

また、ビデオだからというのもあるのでしょうが、ベタ褒めしてくれます。
多少、差し引いても、私に闘う勇気を与えてくれるには、十分すぎる言葉をいただけます。

こんなお客様に支えられてセイフットはあるのだなと感謝せずにはいられません。
だから、やはりお客様の期待に応えたい、お客様に喜んで帰ってもらいたい。

車を通して、お客様のお役に立ちたい。今、その想いでいっぱいです。

もう迷いません。あんな汚いやり方は追いかけません。

お客さんに喜んでもらうこと。

それがいいクチコミにつながり、商売が発展していく。そう信じてやっていきます。

先日、こんなことがありました。

あるお客さまが他店の「一見とてもお得そうなちらし」にのせられて、車検に出した際、

事前見積もりを見て、内心「古い車は、安いコースも選べない」と言われるし、

「ちらしに書かれた金額よりも、随分高いな」と思いながらも、「古い車だから仕方ないのか」

とあきらめて、一旦は車を預けたそうです。

ところが、数時間後にそのお店から電話があり、「細かくみていると、やはり他にも修理箇所があるので

あと5万円必要です」と言われ、ご主人さまに相談されました。

ご主人さまは車に詳しい方で「そんなムチャな会社に出すな。キャンセルしろ」と言われたそうです。

この奥さまの気持ちを察します。　　　

この方は、決してガンガン強気で自分の言いたいことをなんでも言えるタイプの方ではありません。
そんな方が、主人に「キャンセルしろ」と言われても、

一旦預けた車を何もせずにキャンセルなんかできるんだろうか?　

高いけど・・・・・・ 今回はあきらめようか? いろいろ考えたと思います。

結局はキャンセルを申し出て、いろいろゴタゴタがありながらも、車を取り返し、セイフットに持ち込まれました。

この事前見積もりの見落としが、故意であったかどうかはわかりません。

でも、問題は「一旦預けた車をキャンセルしにくい」ということです。

セイフットでも残念ながら、事前見積もりでの見落としはまれではあるもののないとは言いません。

しかし、電話連絡した時に「しょうがないなあ」と言われながらも、「キャンセルする」と言われたことは、一度もないと思います。

それほどまでに言いにくいのだと思います。

過去に私もお客さまに「そんなんやったら事前見積もりの意味がないやろ?」

とお叱りの言葉をいただいたことはあります。ごもっともです。お叱りを受けて当然です。

それでもそのお客さまもそう言いながらも、キチンと精算を済ませて帰られました。

私は「あー助かった」とホッと胸をなでおろしました。

「あー助かった」そう思ってはいけなかったんですね。

私はこのお客さまからの信頼を失ってしまっていたんですね。

せっかくセイフットを信用し、預けてもらったのに、私はこのお客さまの期待を裏切ってしまっていたのですね。

今考えると残念でなりません。

お客さまのために何ができるか考えました。　　

それはお客様の抱える不安「後から高いことを言われるんじゃないだろうか」を取り除いてあげること

つまり、事前概算見積もり以上に金額がかかる場合はキャンセルできることを公言すること。

どこの会社もやりたがらないことをセイフットはやります。

これが今、私のできる企業努力です。

これがセイフットの企業努力です。